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自由民権運動の伏流水を生きるたたかい

―11・22講演&ディスカッション:開会の挨拶
  坂本進一郎(本会共同代表)

091122sakamoto_1_2  きょうはご苦労さまです。3時半には退席しなければならないので冒頭の挨拶をします。
 民主党政権が誕生して政権交代ができました。これは早いか遅いかといえば、遅いなあという感じです。もう、フィリピンとかインドネシア、韓国、それにヨーロッパ諸国ではすでに政権が変わったけど、日本の場合はいつまでもひきずって。いずれにしてもゼネコンと土建屋、官僚、それから自民党の三角トライアングルによって今まで築いてきた泥沼のようなダムと道路工事、これがなくったことは非常にいいことだと思います。ただ、喜んでばかりいられないのは、国家っていうのは非常に自分の権力を都合のいいように使います。

091122sakamoto_2  国家っていうのは何かといえば、難しい言葉で国家独占資本主義なんて言葉があるんですけど、要するに独占資本が仮面をかぶってます。だからよく見えないんだけども、じつは仮面をかぶっている正体はいろいろあって、航空資本であったり、米の場合であれば、大きな米流通業者であったりします。これがいろんな悪いことをするわけですね。
 今回、民主党に変わりましたけど、残念ながらこれは自民党が自壊したんで、われわれが闘いで勝ち取ったものではありません。ですから、いま沖縄の基地問題で民主党が空中浮遊して、どこに行くのかわからないという場面がでてきたり、来年の農業政策についても、生産調整をやらないと言ったり、個別所得補償はFTAとセットだと言ってみたりして、非常に農政に温かみがない。そういう場面が出てきて、最初は糠喜びしたんですけど、う~ん、と今唸っているところです。個別所得補償も結局は票田対策だったのかな、そういう感じがしています。
091122sakamoto_3  最後に、家族農業というのは、土地の所有と労働が一体化したものです。それを、耕作権と所有権を分離、分解するってのは、昔、どっかで前にやりましたけど、見事に失敗しました。それを日本で今やろうとしています。その意味では、市東さんのたたかいは、国家から土地を取り上げられる、だから生きる権利をたたかいとる、ということです。明治10年代にはやった自由民権運動の伏流水を生きるたたかい、と思ってます。
 今日は山浦さんの講演をはじめ、ディスカッションがあるわけですけど、ここで問題点を深め、方向性が出てきて、願わくばこの運動が全国的に広がりを持つようなインパクトになれば、と思ってます。 今日の大会が成功に終わることを祈念して、挨拶に代えます。

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