市東さんの農地に立つ!!
―――事務局を中心に勉強会と畑調査 5月20日
畑調査
周辺探索(成田クリーンパーク)
五月晴れの5月20日、「反対する会」事務局は農業問題の勉強会と、市東さんの畑を実地に調査するフィールドワークを行いました。これは今後、運動を拡大するためのいわばプレ企画。今後多くの皆さんに、この問題を紹介するためのイメージづくりと、本格的な事務局づくりに入るためのものでした。
農地と空港の位置関係を知るための周辺探索や有機野菜を食べながらの懇親会も行って、じつに内容の濃い一日となりました。
事務局としてはすべてが初めての試みでした。この日の行動は3部構成。第1部は、市東さんの農地問題の背後にある農業切り捨ての実情を、現役農家のお話で勉強するものです。お話いただいたのは、千葉県匝瑳市の稲作農家の小川さん。請負を含めると30町歩も耕作する農家です。
米価はここ10年間のうちに1万円も暴落しています。大規模農家ほどその影響は大きいと言います。「30町歩というと派手にやっているように聞こえますが、実際は火の車。経費をすべて差し引くと売上の7%にしかならない。減価償却を取り崩してやっているのが実情」。今年から始まる新農政は、小規模農家を切り捨てることを目的としており、300万戸といわれる農家を、企業を含む「14万経営体」に削減するものだそうです。
これとともに、農地保護のための農地法も換骨奪胎、廃止に向かうと言われます。「昨年まで農業委員をやっていたが、耕作を希望する市東さんの畑の解約請求は本来、受理すべきでなかった。20~30年前だったら考えられないこと」でした。
・見事な野菜に感じた畑のチカラ
第2部は市東さんの畑調査。畑に入る前に、民家上空40メートルでジェット機が進入する東峰地区で騒音を実体験。その激しさもさることながら、その場に突っ込んでくるような錯覚にはほんとうに驚きました。
畑に入ってまず感じたことはフカフカの土。まるでカステラのようです。市東さんのお話と葉山弁護士の解説で、畑の位置と歴史と権利関係の理解が進みました。「カブとラディッシュは掘り採って構わないよ」と市東さん。見事な野菜に畑のチカラを感じました。
・農地と土地はまったく違う!!
その後夕刻から、市東さん宅の庭で市東さんを囲んでの懇親会(第3部)。にんじん、ダイコン、葉玉ねぎ、レタス、小松菜、ほうれん草、カブ、キャベツ、スナックエンドウと有機野菜が盛りだくさん。エー! 野菜ってこんなに美味しいの~、特にゆでただけのスナックエンドウの甘さには舌をまきました。ひとつひとのお野菜にはしっかりとした味があります。スーパーに出回る速成栽培の野菜とはまったく違う! 忘れていたホンモノの味を思い出しました。
実際に畑に立って、その土と作物に触れて見て下さい!! 農地と土地はまったく違うのだということが、ほんとうによくわかります。市東さんの農地を守ることは、「土地の有効利用」といってつぶされる日本の農地を守ること。その大切さを実感しました。
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