農地を守るもうひとつの裁判

「2月25日、来てほしい」

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 予定より少し遅れて、会報第10号が完成しました。あわせて、昨年11月22日に開催した「講演&パネルディスカッション」の報告パンフもできあがりました。2月3日に発送作業を行いましたので、会員の皆さんのもとに届いていると思います。

 今回の会報は、巻頭のインタビューで、何よりも今年の闘いにかける市東さんの意気込みが伝わってきます。「農地を守ることと裁判闘争をひとつの闘いとして、闘っていきたい」と熱い思いが語られています。

 その市東さんがインタビューの中でも、「会員の皆さんにもぜひ来てほしい」と訴えている裁判があります。「天神峰現闘本部裁判」といって、市東さんが、お仲間の空港反対同盟の皆さんとともに闘っている裁判です。市東さんの農地に隣接する、空港反対同盟の本部建物(前の記事で「現闘本部」って書いてあるところです)をめぐる裁判です。
 空港会社は、市東さんの農地とともに誘導路を「へ」の字に曲げるこの建物を撤去しようと、2004年3月に、反対同盟を相手に裁判を起こしました。

 仲戸川隆人裁判長は、2月25日に判決を下そうとしていますが、最高裁の確定判決を待たずに、ただちに建物を破壊する不当判決さえ懸念されます。これは市東さんの農地取り上げと一体ですので、許してはなりません。

 皆さん。市東さんの呼びかけに応えて、ぜひ2月25日の裁判に集まりましょう。

※裁判は千葉地裁601号法廷で10時30分から開かれます
※市東さんや反対同盟の皆さんは、9時から千葉市中央公園で集会を持つそうです

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畑があるのに道路を廃止?!

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 皆さん。市東さんに、また新たな攻撃がかけられています。

 市東さんが自宅から畑に行く道(市道)が、不当に廃止されようとしています。
 2月3日午前に、空港会社2人と成田市職員2人の計4人が市東さん宅にきて、書類を示しながら、市東さんのお宅の前の道路を廃道とするという説明をしたそうです。
 市東さんは「そんなことは認められない」と強く抗議し、追い返しました。

 上に示した写真・図は、その時の説明をわかりやすくしたものです。代わりに示した畑への迂回ルートは、3倍もの距離があり、交通量も多く危険です。「第3誘導路」計画にかこつけて、市東さんの日々の生活と農作業を妨害し、「移転しろ」と迫る、まるで「地上げ屋」のような悪質なやり方です。

 こんな行政があるでしょうか。市東さんの気持ちを思うと、怒!怒!怒!

 2月1日に続いて、2月16日には行政訴訟と農地法裁判があります。全力で傍聴に駆けつけて、市東さんとともに闘いましょう。

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空港会社をさらに徹底追及

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 2月1日午後2時から、千葉地裁601号法廷で、耕作権裁判第14回口頭弁論が開かれました。市東さんの弁護団はこの日も空港会社を徹底追及。空港会社が出してきた「藤崎メモ」のデタラメさや、空港公団が不在地主であったことに関して、空港会社の答えが全く答えになっていないので、さらに詳しく切り込みました。

 空港会社側はやっぱり答えられません。そこへ菅原崇裁判長が「書面でやりとりすることにしましょう」と助け船。「空港会社は答えろ!」とヤジが飛びます。

 「今日はこのへんにしておきましょう」とふてくされ気味の裁判長。内容は空港会社側を圧倒しちゃってるから、ホントどっちが被告かわかりません。(裁判長もよく間違えるけど…) この日も傍聴席はいっぱいだったけど、16日の行訴・農地法裁判は、もっともっと集まってほしいナって思います。この日裁判事務局から配布された「傍聴のために」 を掲載しますので、ご覧になって下さい。

 次回の耕作権裁判は4月26日(月)午前11時からです。今回は午後の裁判だったから、勉強会をお休みしたけれど、次回はしっかりやりたいと思いますので、皆さん、集まってくださいネ。

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2月1日耕作権裁判に集まりましょう

 2010年は経済も政局も大波乱の幕開けですが、市東さんの農地裁判も2月1日の耕作権裁判(第14回)から闘いが始まります。

「第3の誘導路」計画問題だけでなく、前原国交相の「羽田ハブ空港化」の波紋以降、成田空港をめぐってはさまざまな動きが起きています。昨年12月15日には「成田空港圏自治体連絡協議会」が2つの提案(深夜・早朝の飛行制限撤廃と現在の暫定滑走路東側にあらたに3500メートル滑走路建設)を行いました。
 「深夜・早朝の飛行制限撤廃」だなんて、市長や町長がそんなこと言っていいの? オドロキですよね。こういう状況ですから、市東さんの裁判ではトンデモナイ裁判進行をやらせないように、しっかりと傍聴し、市東さんと一緒に闘う運動を広げていきましょう。

<スケジュール>
2月1日(月)耕作権裁判 午後2時~
  ※この日は午後からですのでお間違いのないように。
  ※従って今回、勉強会はありません。あらためてまた企画しま~す。

2月16日(火)行訴・農地法裁判 10時30分~

 〔場所〕いずれも千葉地方裁判所601号法廷

※傍聴券の抽選がありますので、上記の40分前に集合してください。

会報10号、パンフレット作成中

 現在会報10号と昨年11月22日に開いた「講演&ディスカッション」のパンフレットを作成しています。会報は市東さんの新春インタビューをはじめ、事務局の意気込みがイッパイ詰まっています。2月はじめには会員の皆さんのもとへお届けできるかな? と思っていますのでお楽しみに!

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写真を使って今年を振り返ってみよー!

―来年もよろしくお願いします

 みなさん、今年もお世話になりました。

  今年は、3つめの裁判が始まり、月に何度も裁判所に行くことになりました。
  裁判所が裁判員裁判のために大きな建物につくりかえられて、「権威」を誇示しているようですが、傍聴できる人数は増えました。
  まだ傍聴にいらしたことがない方、ぜひ、お越し下さい。

<農地裁判スケジュール>

■耕作権裁判 第14回口頭弁論
〔日時〕2月1日(月)  午後2時から
 〔場所〕千葉地方裁判所601号法廷

■行政訴訟 第10回口頭弁論
〔日時〕2月16日(火)  午前10時30分から
 〔場所〕千葉地方裁判所601号法廷

■農地法裁判 第5回口頭弁論
〔日時〕2月16日(火)  午前11時10分から
 〔場所〕千葉地方裁判所601号法廷

※傍聴券の抽選がありますので、上記の1時間前に集合してください。

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自由民権運動の伏流水を生きるたたかい

―11・22講演&ディスカッション:開会の挨拶
  坂本進一郎(本会共同代表)

091122sakamoto_1_2  きょうはご苦労さまです。3時半には退席しなければならないので冒頭の挨拶をします。
 民主党政権が誕生して政権交代ができました。これは早いか遅いかといえば、遅いなあという感じです。もう、フィリピンとかインドネシア、韓国、それにヨーロッパ諸国ではすでに政権が変わったけど、日本の場合はいつまでもひきずって。いずれにしてもゼネコンと土建屋、官僚、それから自民党の三角トライアングルによって今まで築いてきた泥沼のようなダムと道路工事、これがなくったことは非常にいいことだと思います。ただ、喜んでばかりいられないのは、国家っていうのは非常に自分の権力を都合のいいように使います。

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「耕す者に権利あり、働く者に権利あり」を農地を守るたたかいに込めて

―市東孝雄さんの発言(11・22講演&ディスカッション)

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 山浦さんの講演とそれに続く報告のあと、市東孝雄さんが発言にたちました。とんでもない状況にさらされているのに、とつとつと決意を語る市東さんの言葉は、本当に胸にせまるものがありました。「ゼッタイ市東さんと一緒に、市東さんの農地を守るゾ」って思いました。以下に紹介します。

091122shitou_5  市東孝雄です。みなさん、今日は。
 山浦康明さんの講演、そして吉川洋さんの報告。金融危機と経済危機、そして農地法改悪の問題、ちょっと難しくてあまり理解できませんでした。吉川さんの言う「自分なりに声を出して異を唱え、農地を守っていく」、それは私もこれからも続けていきたいと思います。
 私に関する裁判が3つある、と先ほど言われましたけど、耕作権裁判、明け渡し裁判、後は知事の許可決定に対する行政訴訟、その3つがあります。この中にも、多くの傍聴の方が見えられていて、本当に力強く、励まされています。ありがとうございます。
 これまでの裁判を私なりに見てきまして、空港会社の法律違反で最近で一番驚いていることは、空港公団が農地法破りの、6条 (*1) ですね、不在地主でもあったということです。8年前には成田に所在地がなく、東京にあった、それでも隠してだまし取った、そういうことが明らかになりました。
 今度の新しい農地法では、農地法第6条の不在地主のところも削られました。そして何よりも農地法第1条です。「耕す者に権利あり」という第1条すら削られました。ですからこれから先、農地法がどう変わっていくか、私もたたかいながら私なりに勉強していきたいと思います。裁判も新しい法律のもとではどんどん変えられていくという、農地法改悪の意味が少しずつわかりつつあります。
 私の農地法の裁判は変わる前の法律なので、どうにかなるのかなとは思いますが、今の裁判は裁判と言えないようなひどさなので、どうなるかはわかりません。本当に怒りに耐えません。
 そして今まさに、私の裁判もそうですが、現闘本部裁判 (*2) で、来年2月25日に判決が出ます。何よりも仲戸川裁判長のひどさですね。絶対許すわけにはいきません。これからも弾劾していきますので、みなさんも、一緒にお願いします。

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今、農業問題が熱い!

 昨日(22日)、千葉市で講演とディスカッションの集いを持ちましたが、これに先立ち、前日(21日)の夕方と当日の朝に千葉駅頭で宣伝活動をおこないました。
 
 ビックリしたのは、ほとんどひっきりなしに、話しかけてくる人がいたことです。一度、ビラを受け取って、少し離れたところでビラを読み、戻ってきて話しかけてみた、という人が何人かいました。
 「農地法の改悪は、自民党政権のときにおこなわれたのだと思うけど、民主党はどういう態度をとっているの?」「私は食品関係の仕事をしている。この恨みは大きい!」「自分の知り合いが農家だったけど、産廃の水が流入して、畑がダメにされた」「食生活をちゃんと考えない日本はダメになる。空港よりも、お百姓さんが大事」「農業を企業に任せたら、薬漬けになるに決まっている」
 そして、「ガンバロウな!」とか「あんたたちは立派だ」などと肩をたたいてくれたり、握手をしたり。

 マイクでの演説を聴いて、「農民っていい生活ができるんだと思ってた。餓死する人や、自殺する人までいるなんて知らなかった」「市東さんは、表彰されるんならわかるけど、土地を取られるなんておかしい」
 こむづかしい演説してるなぁ~って心配してたのですが、「感動した!!」と言ってくれた人も。

 また、パネルに注目をしてくれる人もけっこういました。市東さんが、両手に土を持っている、この画面にも出ている写真です。
 立ち止まってパネルを見てくれた人に、話しかけるようにしながらパネルの説明をすると、その人は、泣き出して握手を求めてきました。「自分に気づいて、自分のために話してくれた」というのです。
 1人ひとりが大切にされていない社会なんだと実感しました。

 イベント当日は、冷たい雨が降っていましたが、「どうしても、話を聴きたくて・・・」とビラを握りしめて来てくれた人がいて、すっごく嬉しかったぁ。

 もっと街頭で、市東さんの農地のことをうったえていきたいと思いました。

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«本来の農地法の精神に立ち返ろう